放射線オタク(広瀬・学)がつぶやく・原発問題 その7

2011.04.28 Thursday

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    実は私の叔父さんは、東京電力に勤めていた。もっと言うと私の従兄弟も東電で働いている。叔父さんは、とてもいい人だったし、従兄弟だってごく平凡なサラリーマンだ。私もこのブログで東電の悪口を言ってきたが、東電の一般の社員が悪口を言われたり非難を受けたりとするのは、あまりにも理不尽ではないかと思う。
    あと、福島県の人を「バイキンマン」扱いすることは

    絶対に許せない。・・・

    例え大量に被爆した(放射性物質を体内に取り入れた)人と接触したからといって、その人を通して2次的に被爆することはありえないからだ。

    詳しくはここ


    http://takedanet.com/2011/04/post_173f.html


    私が思うに、今回の一件は、確かに東京電力にも非があるのは間違いないと思われるが、実は一番の確信犯は

    経産省と原子力安全・保安院

    なぜ私がそう思ったのかといえば、総理大臣や官房長官は今回の原発事故が起こったさなかから、全くの蚊帳の外だった。要するに日本の政治家というのは、国政に対して責任など責任を持っていないことが露呈したからだ。

    だから、重要な話は総理官邸には上がってこない。枝野官房長官は、誰かが書いた作文を丸ごと読んだだけだった。今まで原発に関心があった政治家は、共産党や社民党の反原発の政治家と、自民党の原発族議員ぐらいのものだと思う。そういう意味では、原発に一番疎い政党は民主党である。またそんな時に限って、今回のような事故がおきてしまったことは、日本の歴史上で最も悲劇的なことなのかもしれない。

    官僚の立場から言えば「何も知らないやつ(総理、官房長官)に本当のことを言っても仕方ない」と思ったのかもしれないが、

    それでも、民主党は与党で、管さんは一応総理大臣なわけだ。・・・

    そんなことを考えると「本当にこの国は大丈夫なのか。・・」そう思わずにはいられない日々が続く。次の選挙は、今の現職国会議員の半分は落選すると私は思っている。そのぐらい国民は政治家に対して、怒りをもっているのではないだろうか。


    本当の黒幕


    武田邦彦 先生 (中部大学)

    (平成23年4月24日 午後5時 執筆)

     転載


    東京電力の社長が国会に呼ばれて「津波の想定が甘かった。申しわけない」と謝りました。

    今度の福島原発の事故の一面を、はっきりと描画した「見事な瞬間」でした。それが判った新聞記者もおられたと思いますが、記事を書くことはできなかったようです。

    ・・・・・・・・・

    「原子力は有用だが危ない」ので、電力会社が進める原発の安全性を「国民に代わってチェックする」ために、経産省に原子力安全・保安院というのを作って、院長を置き、高い人件費を私たちの税金から払い、チェックしているはずでした。

    それなのに、国会には東京電力の社長が出ていって「津波の想定が甘かった」と謝っているのです。本当は、国会に行くは保安院長で、「東電の想定が甘かったのに、なぜ見過ごしたのか。なぜ国民に代わってチェックができなかったのか。職務怠慢で罰せられるのか、給料は返納するのか」ということを説明しなければいけなかったのです。


    柏崎刈羽原発事故の時と同じように、日本社会は官僚の作戦にコロッと騙されようとしています。

    もう少し時間がたつと、メディアも政府に脅されて報道を制限され、ネットは見せしめに誰かが逮捕され、わたくしたちがよほど民主主義に確信を持ってない限り、官僚は逃げ切ってしまうと思います。

    ・・・・・・・・・

    一体、わたくしたちが税金を払い、雇っている原子力安全・保安院の院長及びそこで働いている高級官僚は何をしていたのでしょうか。

    わたくしは一般の人よりやや原子力行政の近くにいてよくわかるのですが、実は私たちの雇用人は何もやっていません。

    そして、何もやらない組織があるのは、その組織や官僚がいないより危ないのです。

    保安院というところがなければ、国民は直接電力会社の作る原発の安全性を見ますから。まだある程度はチェックできるのですが、保安院が代わりにやると言っているので任せるとこのようなことになります。

    この際、国に納める税金を半分ぐらいにして絶対に必要なところだけやるようにした方がわたくしはいいように思います。これだけ国が肥大化して東京に一極集中し、しかも多くの人が政府の補助金を目当てに仕事をするという社会では、原発のような巨大技術は進めるのが難しいのです。

    原発が安全に動くためには、「誠心誠意国民のために働く立派な官僚」と「ワインは嫌いで、学問に忠実な東大教授」がいなければいけません。

    国会議員を半分に減らし、税金を半分にするというぐらいの大胆な改良を、もし日本社会ができれば、また明るく希望の持てる未来が開けるでしょう。