アワビの貝殻エキスについてです。

2011.03.07 Monday

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    以前ケーブルテレビの時代劇専門チャンネルの番組の中で、(暴れん坊将軍)と言う番組を見ていたら、ちょうど悪者に目潰しの粉を投げつけられた侍が、目の治療をしているシーンで、アワビの中に入っている真珠が目の薬として取り入れられてういると言う話がありました。
    上記の例は、江戸時代のお話ですが、現在でもアワビの貝殻の中にある真珠層が目に良いということはいわれていますし、特に白内障や緑内障に効果があることは、臨床実験でもわかっています。現代は高齢化社会によって平均寿命も高くなっています。ぜひ目の予防と言うことで、晴明源を飲んでみてはいかがでしょうか。晴明源DX、販売しています。


     アワビの貝殻のキラキラする部分が真珠層です。この真珠層を東洋医学では石決明という生薬名で呼んでいます。何故このような呼称になったかといいますと、漢方では目が良くなることを決明と言い、その決明成分が石の様に堅い貝殻の中にあるので石決明と言われるようになったのです。


    事実、古くから中国の医師は、この石決明を使って白内障、緑内障、かすみ目、角膜炎、結膜炎等の眼科疾患の予防や治療をしています。漢方の古い処方でも石決明丸というものがありますが、軽中度の白内障、緑内障には良く効きます。中国の漢方専門病院でも現代医学的にみると不思議なのですが、白内障で物が曇って見えたのがはっきりと見えるようになったり、緑内障で視野が狭くなっていたのが広がってきたりといった症例が結構あります。勿論、全部が全部良くなる訳ではありませんが、少なくとも白内障の進行を穏やかにしたり、緑内障の眼圧を下げるといった効果はほとんどの患者さんにみられます。
     では、その裏付けとして最近、日大薬学部の北中教授が行なった石決明(以下アワビの貝殻エキス)の抗白内障実験を紹介しましょう。
     白内障になると眼中のナトリウムがカリウムに比べ多く存在するようになります。つまり、ナトリウム/カリウム比が大きくなるのです。又、GSHという酵素の分布も影響を受け、全体的に減少していきます。北中先生は、摘出したラットの目に白内障にさせる物質を与えました。但し、その半数のラットの目には、わずかですがアワビの貝殻エキスも与えました。結果は、アワビの貝殻エキスを与えられたラットの目は、そうでないラットの目に比べ、ナトリウム/カリウム比はわずかな上昇に抑えられました。GSHも比較してわずかな減少にとどまりました。このことは実験室レベルではありますが、アワビの貝殻エキスには確かな抗白内障作用があるということです。

    さて、私達(医師含む)が行なった臨床例も紹介しましょう。

    ○島○吉 95才 武蔵野市在住 経済学者 男。
    白内障が進行し、手術をすすめられ、しかも緑内障による眼圧亢進(23前後)も指摘された。そこで、アワビの貝殻エキス粒をはじめの1カ月間毎食後5粒づつ計15粒飲んだところ、眼圧が15前後に落ち着いた。2カ月目からは毎食後3粒づつ計1日9粒にして2カ月程様子をみていると目のかすみがとれ、新聞の字が見やすくなった。眼科医は臨床症状が改善しているのなら手術は必要はないと言った。

    ○野○ト○子 73才 三鷹市在住 日本舞踏家 女。
    白内障によるかすみ目で困っていたが、医師の診断ではまだ手術の時期ではないと言う。そこで、アワビの貝殻エキス粒を毎食後3粒づつ1カ月ほど飲むと物がはっきり見えるようになった。

    ○林○智○ 65才 武蔵野市在住 主婦 女。
    高血圧、頭痛、のぼせ、緑内障(眼圧21前後)で医師の処方する薬を飲んでいたが改善しなかった。視野も狭くなって失明するのではないかと心配になり、アワビの貝殻エキス粒を1日3回4粒づつ飲むようになった。約2カ月で血圧も140/90と落ち着き、眼圧も14に落ちた。視野もだんだん広がっているようだと喜んでいる。

    ○山○子 25才 国分寺在住 OL 女。
    飛蚊症と疲れ目で針灸治療を行なっていたが、はっきりした改善が認められなかった。そこで、アワビの貝殻エキス粒を毎食後3粒づつ飲み、約1カ月でよほど目を使わない限り、目の疲れは感じなくなり、それどころか約2カ月で飛蚊症の黒点はあらわれなくなった。粗のほか、隔膜の損傷や結膜炎にも効果がありました。

     以上、アワビの貝殻エキスの薬効、目を見張るものがあります。是非、白内障や緑内障の兆候があらわれたらすぐに試してみてください。アワビの貝殻エキスは病んでからでも間に合いますが、予防に勝る治療はないからです。
    石決明は煎じても有効成分が溶けてきませんので、特殊抽出したものが健康食品として出回っています。



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