玉川温泉と放射線

2012.02.02 Thursday

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    下の文章は別なブログで2011年2月27日に書いた文章です。
    皮肉な事に、この12日後に東日本大震災が起ります。
    そして、その2日後原発事故が深刻な事になりました。
    おそらく、原発事故が起るまで、

    ・ガイガー・カウンター
    ・μSV/hr(マイクロシーベルト/時間)

    など知っている人はほとんどいなかったのではないかと思います。 

    そして、昨日玉川温泉で雪崩による不幸な事故が起りました。

    原発事故で放射線に苦しんでいる人がいる一方で、医者に余命宣告をされた患者さんが最後に訪れる場所が玉川温泉です。


    放射線とは真に不思議なものなり!


    ただ今発売中の、機能性イオン・アンダー・シートについて、放射線測定をしましたので、ご報告申し上げます。

    私は、マイナスイオン系、つまり放射線を出す製品は、すべて測定しています。何故なら、放射線は使い方をあやまると危険なものだからです。

    まあ、オーディオや自動車系はある意味、どうでもいいと思っているのですが、こと健康となるとやはり いい加減な事は出来ません。

    なにせ、人の命にかかわる事なのですから。

    放射線測定は、ガイガー・カウンターで行いました。

    最初はただの何でもない、椅子の上において測定しました。


    0.161μSV/hr

    B2011-1-22-1.jpg

    え、0じゃないの

    と思う方もいるかもしれませんが、どんなところに置いたとしても、値が0になる事はありません。自然界には絶えず放射線があるのです。

    その次は、機能性イオン・アンダー・シートを測定しました。

    0.449μSV/hr

    B2011-1-22-2.jpg

    何もないときの、約4倍の数値です。

    ずいぶん少ないじゃないか」と思われるかもしれませんが、私はこのくらいでもいいんじゃないかと思っています。

    シートの場合は、8時間寝る仮定すると、例えわずかな値だとしても、

    結構な被爆量になるわけです。


    例えば、不治の病を治すと1年先まで予約でいっぱいな玉川温泉でも、実際の数値はかなり低いわけです。

    実際現地に行って 測定した写真がありますので ご覧ください。


    B2011-1-22-3.jpg
    B2011-1-22-4.jpg

    C地点 1.3μSV/hr 

    B2011-1-22-5.jpg

    D地点 1.45μSV/hr 

    B2011-1-22-6.jpg


    A地点というところで、測定したところでは、0.323 μSV/hr 

    だったりするわけです。結局測定するところでバラバラな訳です。

    日本で一番有名な玉川温泉でもこんな値なので、

    機能性イオン・アンダー・シート は測定的にはかなりいいとこいっていると思われます。
    放射線の量に関しては、国際的なガイドラインはまだ決まっていませんが、研究者や学者いうには

    年間 1mSV/hr 以下 と言われています。(ただ、私個人ではこの数値はいささか少なすぎるのかも。と思っています。・・・)

    ですから、イオン・アンダー・シート 0.44は1時間辺りの値ですか。1日8時間寝て、365日使用するとして


    0.44×8 ×365 = 1.28mSV/hr です。

    ただ、放射線被爆というのは、γ線の事をいいます。 ガイガー・カウンターは β線 α線、γ線、X線を全て一度に測定してしまうので、実際のγ線の量は この半分程度になると思われます。

    だから予想は、 0.64mSV/hrでしょう。・・・


    十分安全であるものだと自負しています。

    たぶん、オーディオ業界で放射線を語らせて私の右に出る人はいないと思いますが、左ならいるかもしれません。
    ・・・爆)


    今日はここまで 明日は温泉母岩の測定についてお話したいと思います。